スロットルコントローラーの効果を解説|おすすめ4選を紹介
- スロットルコントローラーとは何か
- スロットルコントローラーのメリット・デメリット
- おすすめのスロットルコントローラー3選
車を運転しているときに、加速感に不満を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決するのがスロットルコントローラーです。
今回はスロットルコントローラーの効果やおすすめのスロットルコントローラーについて紹介します。
- スロットルコントローラー(スロコン)とは
- スロットルコントローラーのメリット
- スロットルコントローラーのデメリット
- スロットルコントローラーは車検OK?
- おすすめのスロットルコントローラーを紹介
- まとめ
スロットルコントローラー(スロコン)とは
「スロットルコントローラー」とは、電子制御式スロットルが採用されている車のアクセルレスポンスを制御する電子系のカスタムパーツです。
一般的には「スロコン」と略称で呼ばれることが多いです。
最近の車は基本的に「電子制御式スロットル」が採用されています。
電子制御式スロットルとは、コンピューターの信号でモーターを駆動させ、スロットルバルブの開閉を行うスロットルのこと。
電子制御式スロットルは、アクセルの開度が電気信号に変換されECUに送られ、ECUがアクセルの開度を元にモーターへ信号が送り、スロットルバルブを駆動するというものです。
電子制御スロットルは近年の複雑化するエンジンの制御に必要なシステムになっています。
しかし、電子制御スロットルは従来の機械的な「ワイヤー式スロットル」と違い、燃費改善などの為にアクセル開度がそのままスロットルの開度につながっていないことが多いです。
そのため、発進時にドライバーの思うように加速しないことがあります。
そこでスロットルコントローラーの出番です。
スロットルコントローラーでアクセルの開き具合の信号を変更することで、アクセルレスポンスを変化させることが出来るようになります。
スロットルコントローラーのメリット
スロットルコントローラーのメリットについて解説します。
アクセルレスポンスをコントロールする事ができる
スロットルコントローラーの最大のメリットは車両のアクセルレスポンスを変化させられることです。
車を運転していて「出だしの加速が悪い」「車が重く感じる」といったことを感じたことがある方も多いと思います。
特に排気量の小さい自然吸気エンジンの場合はそう感じやすいかもしれません。
スロットルコントローラーはそういった不満を解消することができます。
アクセルレスポンスをアップさせることで、エンジンが変わったかのような加速感が得られます。
逆に、アクセルレスポンスをダウンさせることで燃費の向上も狙うことができます。
他の機能を合わせ持った製品もある
スロットルコントローラーの中にはクルーズコントロールなど、他の機能がついた物もあります。
クルーズコントロールはアクセルを踏まなくても車速を一定に保ってくれる機能です。
高速道路を多用する方には便利な機能だと思います。
他には、車両のエンジン出力自体をパワーアップさせる物も出てきており、スロットルコントローラーを取り付けるメリットは多様化しています。
スロットルコントローラーのデメリット
スロットルコントローラーのデメリットについて解説します。
取り付けが難しいかもしれない
スロットルコントローラーは電子部品ですので、装着には電気配線などが必要になります。
そこまで複雑な作業ではありませんが、苦手な方には難しいかもしれません。
自分には取り付けられないと感じた場合は、専門の知識を持ったショップにお願いすると良いでしょう。
最高出力が変わるわけではない(一部例外あり)
これはデメリットに入れるべきか微妙ですが、スロットルコントローラーはアクセルペダルの踏み込み量とスロットル開度の比率を変化させているものなので、エンジンの最高出力自体は変化しません。
そのため、全開加速(アクセルベタ踏み状態での加速)は変化しません。
ただ、一部の製品にはエンジンの出力自体を上げる製品もあります。
スロットルコントローラーは車検OK?
スロットルコントローラーは取り付けたままでも車検を問題なく通ることができます。
Q:車検やディーラー修理は大丈夫?
【回答】関係機関(国土交通省・陸運局・自動車ディーラー・損保会社)に確認の結果、本製品は保安基準上問題なく、車検などに支障はありません。
上記のようにメーカーのサイトにも車検などに支障はないと明記されています。
もしも不安な場合は車検を受けるディーラー、または整備工場に確認するといいと思います。
おすすめのスロットルコントローラーを紹介
おすすめのスロットルコントローラーを4つ紹介します。
PIVOT(ピボット) スロットルコントローラー 3-drive・EVO 3DE
●OBD接続が不要
●4モード17段階の豊富な調整モード
●衝突被害軽減ブレーキ搭載車や輸入車にも対応
数多くのスロットルコントローラーの中でも、特にコスパに優れた商品といえるのがPIVOTの「3-drive・EVO」です。
3-drive・EVOの一番の特徴はOBDへの接続が必要ないことです。
多くのスロットルコントローラーがOBDを用いるのですが、3-drive・EVOは接続にOBD端子ではなくアクセルコネクターを用います。
そのため、他のOBDを用いるレーダー探知機や追加メーターなどの機器を使用することが可能です。
自動車に搭載されている自己診断機能。
各センサーで得た情報を元に自車に発生した異常を検知、記憶し、チェックランプ等でドライバーに伝えます。
様々な情報が集められていることを活かしてレーダー探知機や追加メーターの情報取得にも使われています。
スロットルコントローラーの機能としては、全域でのレスポンスがアップする「パワーモード」が7段階、低中域のレスポンスがアップする「レスポンスモード」が5段階、エコドライブに最適な「ECOモード」、純正状態の「ノーマル」の4モード17段階の幅広い調整が可能です。
また、衝突被害軽減ブレーキが搭載されている車や輸入車などの多くの車種に対応しています。
豊富な調整能力を持ち、それを低価格で実現しており、スロットルコントローラーとしての機能以外が必要ないという方には絶対オススメです。
BLITZ(ブリッツ) ThroCon / スロコン スロットルコントローラー
2008年からスロットルコントローラーシリーズを展開しているブリッツのスロコン。
「エコモード」、「スポーツモード」、「オートモード」の合計20モードが用意されています。
また、ハイブリッド車用には専用の「ハイブリッドモデル」が用意されています。
ブリッツのスロコンは取り付けに必要なもの一式が全て揃った車種別のパッケージになっています。
ですので、自分の車種にあったものを選べば他にハーネスなどを探す必要がありません。
ただ、ハーネス単体で販売が行われていないので、車を違う車種に乗り換えたときに継続して使用しづらい点は注意が必要です。
PIVOT ( ピボット ) スロットルコントローラー 3-drive・α 3DA-C
●クルーズコントロール機能付き
●3モード12段階の調整モード
●衝突被害軽減ブレーキ搭載車に対応
純正のクルーズコントロールがついていない車にもクルーズコントロールの機能が追加できるのがPIVOTの「3-drive・α 」です。
「3DA-C」タイプは3-drive・αの中でも衝突被害軽減ブレーキ搭載車に対応した商品になっており、自動ブレーキ連動解除機能が付いています。
スロットルコントローラーの機能としては、アクセルのレスポンスを「スポーツ」が7段階、「ECO」が5段階、そして「ノーマル」の3モード12段階に調整が可能です。
高速道路を頻繁に使われる方などクルーズコントロールの機能があると便利ですよね。そんな「クルーズコントロールの機能も欲しい」という方におすすめです。
PIVOT ( ピボット ) スロットルコントローラー 3-drive · X
●マルチモニターの機能付き
●3モード12段階の調整モード
スロットルコントローラーにマルチモニターの機能が付いたのがPIVOTの「3-drive · X」です。
3-drive · Xはアクセル開度、水温、エンジン回転数、電圧の4つの情報を表示可能です。
スロットルコントローラーの機能としては、アクセルのレスポンスを「スポーツ」が7段階、「ECO」が5段階、そして「ノーマル」の3モード12段階に調整が可能です。
自分の車の情報をチェックしたい「マルチモニターの機能も欲しい」という方におすすめです。
まとめ
今回はスロコンの機能や効果、おすすめのスロットルコントローラーについて紹介しました。
車の加速の不満を改善してくれるのが、スロットルコントローラーです。
スロコンを装着する事によって気持ちのいい加速感を手に入れることができます。
記事内でおすすめしたスロットルコントローラーの中で気になったものはあったでしょうか。
いろいろなスロコンがありますので、ご自分にあった物を選んでみてください。