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車のLEDヘッドライト おすすめ商品5選 選ぶ時の7つのポイントも【車検対応】

夜 道路 光の軌跡

 

 

「自分の車もLEDヘッドライトにしたい。」

「LEDのいいところってなんだろう。」

「明るいLEDバルブの選び方を知りたい。」

 

という方におすすめのページです。

 

記事の内容
  • LEDヘッドライトのメリットとデメリット
  • 明るいヘッドライトを選ぶときの7つのポイント
  • バルブの規格と適合ついて
  • おすすめのLEDヘッドライト5選

LEDヘッドライトとは

LEDヘッドライト LEXUS レクサス

LEDヘッドライトとはその名の通り、LEDを利用したヘッドライト(前照灯)のことです。
近年多くの自動車メーカーがLEDヘッドライトを採用しています。

特に国産高級車ブランドの「レクサス」がLEDを積極的に採用しています。

LEDヘッドライトのメリットとデメリット

LEDヘッドライトのメリットとデメリットを紹介します。

交換するか検討中の場合に参考にしてみてください。

LEDヘッドライトのデメリット

 まずはLEDヘッドライトにはいくつか良くない部分を紹介します。

雪に弱い

LEDヘッドライトは雪に弱いです。
ハロゲンと違いLEDは光自体の発熱量が非常に少ないです。

そのため雪が多く降る中で走行する場合に、雪がヘッドライトに付着しても溶けずに積もってしまい、照らすことができなくなりやすいのです。

ヘッドライトに雪が付着したままでは危ないので、適時スノーブラシなどで雪を除去する必要があります。

雨天時に見えづらいかもしれない

LEDヘッドライトはハロゲンのものに比べて光が白いものが多いです。
雨の日は光の波長の関係で白い方が光が届きづらくなり、ハロゲンランプよりも見えづらくなるかもしれません。

この場合LEDでもハロゲンと同じくらいの色を出しているメーカーも一部あるので、そういったものを選ぶと良いと思います。

LEDヘッドライトのメリット

LEDヘッドライト ホンダ Honda NSX

デメリットを先に紹介しましたが、LEDヘッドライトには良い部分もたくさんあります。

省電力

LEDはハロゲンバルブと比べて消費電力が低いです。

ただ最近の明るさを追い求めたヘッドライト用のハイパワーLEDバルブはだんだん消費電力が増加しています。
それでもハロゲンバルブと比べると半分くらいの消費電力となっています。

バッテリーを使用して動く電気自動車はもちろん、バッテリーの充電を制御する「充電制御車」でもエンジンの駆動力を用いてバッテリーを充電するオルタネーターが発電する頻度が減るので、僅かながら燃費向上を期待できます。

長寿命

LEDはハロゲンバルブに比べて圧倒的に長寿命です。
ただしこれは製品の設計や使用環境によって変わってきます。

詳しい話は4-3章『放熱性(冷却性能)は良いか?』で後述します。

瞬時に点灯する

LEDヘッドライトは点けた瞬間にMAXの明るさを発揮します。

取り付けやすい

LEDバルブは取り付けやすく、DIYでも取り付けやすいです。

お店で取り付けるとしても少ない作業時間で済むので工賃がかかりづらいです。

色が綺麗

LEDバルブは真っ白な光のものが多いです。

LEDバルブの純白とも言えるような白い光は綺麗です。

バルブの規格と車種適合ついて

バルブの規格

ヘッドライトやフォグランプなどの車のライトに使われるバルブには多くの規格が存在し、「H4」「H8」「H16」「HB3」などの種類が存在します。

ランプの消費電力や、形状などによって規格が異なりますので、自分の車種に合った規格のものを選ぶようにしましょう。

今回下で紹介するおすすめのLEDバルブはH4のものを掲載しています。

製品が自分の車種に適合しているか?

バルブの規格が合っているとしても、LEDバルブの形状や大きさ、ヘッドライトユニットの奥行きの問題で取り付け不可能な場合があります。

自分の車のヘッドライトの規格と製品が適合しているか調べる方法

自分の車のヘッドライトの規格がわからない場合には、LEDバルブメーカーのサイトで自分の車種を探してください。

ページのどこかに「適合表」がありますので、車の名前と年式で調べれば、その車が使用しているバルブの規格と製品が車種に適合しているかが記載してあります。

明るいLEDヘッドライトを選ぶときの7つのポイント

LEDヘッドライト マツダ MAZDA

ヘッドライトのLEDバルブを選ぶときのポイントを7つに分けて紹介します。

明るさはどれくらいか?

LEDバルブの明るさを調べる時に参考にするのがルーメン値です。
販売されているLEDバルブの明るさの表記には基本的にルーメン(lm)が使われています。

ルーメンは全光束の単位で、全光束とはバルブがすべての方向に放出する光の量を指します。

簡単に言えばルーメンはバルブ自体が出す光の量で、数値が大きいほど明るいです。

配光性能は良いか?カットオフラインがきちんと出るか?

配光というのは光源から光がどの方向にどれぐらいの強さで発しているかというものです。
いくら明るいLEDバルブだとしてもどれだけ路面を明るく照らせるかは配光次第です。

特にH4規格で圧倒的に多いマルチリフレクタータイプのヘッドライトは、LEDバルブに交換することで反射がうまくいかずに配光が狂ってしまうことが多いです。

配光が狂ってしまうと路面をきれいに照らせなかったり、車検で重要になるカットオフラインが出なかったりします。
また、ロービームなのに対向車の上方向に対して光を照射してしまうようになると大変危険です。

そのためきちんと配光がでるように設計、テストされているものを選びたいものですね。

放熱性(冷却性能)は良いか?

明るく長寿命なLEDヘッドライトを手に入れるために見逃せないポイントが放熱性(冷却性能)です。

LEDバルブは光源であるLEDチップからはほとんど熱を発生させません。
しかし、LEDチップが載っている基盤はかなりの熱が発生します。
ヘッドライトなどに使用されるハイパワーなLEDバルブは発熱量も多いです。

LEDバルブは熱に弱く、熱くなるとパワーダウンしてしまいます。
最初は明るいLEDバルブでもと時間が経つにつれて明るさが減少してしまいます。

それだけでなく基盤に載っている電解コンデンサという部品は熱に弱く、電解コンデンサが熱によるダメージで故障して点灯しなくなってしまうということがあります。

放熱性が悪くLEDバルブの冷却が不十分なLEDバルブは、すぐに基盤が壊れて故障します。

LEDは長寿命なはずなのにすぐに点灯しなくなったという場合は、熱による故障が大多数を占めます。

そのため良い製品は放熱性を高める為に熱伝導性の高い素材を使用するなどして、効果的に冷却出来るようにしています。

冷却方法には2つのタイプが有り「ファン付きタイプ」と「ファンレスタイプ」に分かれます。
ファンレスタイプはファン付きに比べて小型になっており、より多くの車種に取り付けることが可能です。
しかし、基本的にファン付きタイプに比べファンレスタイプの方が冷却性能は落ちます。

取り付けスペースがない場合は仕方ないですが、より明るいLEDバルブがほしいならファン付きが良いでしょう。

色味(色温度)はどれくらいか?

LEDバルブの色を調べるには色温度を参考にします。
色温度の単位はケルビン(K)で低いほど赤色に、高いほど青色に近くなっていきます。

少しオレンジっぽいような通常のハロゲンバルブの色温度は3,000~3,500ケルビンです。

LEDバルブに交換する場合少し青が入るかくらいの白が人気ですが、あまり青が強すぎると車検に通りません。

色を判断するのは車検の検査官なので、どこまでなら通るのかというのは難しいです。

しかし、多くの有名メーカーが出している車検対応のヘッドライト用LEDバルブは色温度が6,500ケルビン辺りなので、ケルビン数の上限は6,500ケルビンが一つの目安です。

まとめると下限は3,500ケルビン辺り、上限は6,500ケルビン辺りを選ぶと良いでしょう。

車検対応または保安基準適合か?

ヘッドライトをLEDバルブに交換した状態で車検に合格したいのなら保安基準に適合しなければなりません。

車検対応や保安基準適合と書いてあるからといって、必ず車検に通ることを保証しているわけでは有りません。

しかしメーカーが保安基準に適合するように製造しているという事なので、参考にするといいでしょう。

ノイズの対策を施してあるか?

意外と見落とされがちなのがノイズへの対策です。
LEDヘッドライトに限らずですが、車に電装品をつけた際にラジオ、テレビ、カメラ、オーディオなどにノイズが乗ることがあります。

特にラジオにノイズが乗るというのはよくある事のようです。

車でラジオを聞くという方も多いと思いますが、ラジオが全く聞こえなくなったり、「サー」とか「ザー」という音が混じったら嫌な気分になりますし困りますよね。

良い製品はノイズが発生しないようにしっかりと対策を施してあります。

価格と保証期間はどうか?

やはり価格はできるだけ安いほうがいいですよね。

しかし良いLEDバルブは設計やテスト、バルブの素材にしっかりとしたコストをかけて作られています。
ですので、良い製品はそれなりの価格になってしまうのも事実です。

価格が高い物の方が長期間保証してくれるものが多く、品質に自信があることがわかります。

LEDヘッドライトは車検に通るのか

ヘッドライトをLEDバルブに交換しても保安基準を満たせば車検に通すことが出来ます。

車検に合格するために必要なポイントは以下のとおりです。

  1. 光の色は白色
  2. 明るさは測光ポイントが6,400カンデラ以上
  3. 光軸が合っているか

詳しい話はこちらで解説しています。

ヘッドライトをハロゲンやHIDからLEDに交換しても車検に通るのか?【LEDヘッドライト】 - クルマガタリ

おすすめのLEDヘッドライトのバルブをランキング形式で紹介

上記の明るいLEDヘッドライトを選ぶときの7つのポイントを含めて考える、Amazonで購入可能なヘッドライト用のLEDバルブ5選をランキング形式で1位から紹介します。

1位 IPF LEDヘッドランプバルブ Fシリーズ H4

POINT

●明るさ Hi 5400/Lo 3800ルーメン(2本の合計値)
●LED発光面をハロゲンバルブのフィラメントと同形状にする事で、本来の配光を再現
●大型ヒートシンクに防水、防塵電動冷却ファンを内蔵
色温度 6500ケルビン
●車検対応
●ラジオノイズを抑えるノイズフィルターや長寿命コンデンサを搭載
●12V車:3年または6万Km、24V車:2年又は10万Km保証

「IPF」は1946年に創業の老舗メーカーです。純正部品の納入も行っています。

生産技術・企画・デザイン・設計まで一貫して製造されており、高い技術力を持つメーカーです。

「LEDヘッドランプバルブ F」シリーズではフィラメント型のLEDを採用することで、ハロゲンバルブ用に設計されたヘッドライトに装着した時にも、本来の配光を再現出来るようになっています。

専用の大型ヒートシンクに防水・防塵電動冷却ファンを搭載しており、放熱性もしっかり確保されています。

塩泥水試験や実車耐久試験などの厳しいテストを行い、耐久性にも磨きをかけられています。

LEDバルブの最新の技術を数多く取り入れた製品です。

2位 日本ライティング LEDヘッドライト ハイスペックモデル H4

POINT

●明るさ Hi 7000/Lo 5000ルーメン(2本の合計値)
●ハロゲンバルブと遜色ないカットオフラインを実現
●バルブ本体はアルミ材の削り出し 高性能電動ファンを搭載
色温度 Lo 6000ケルビン Hi 6500ケルビン
●車検対応
●ノイズ対策済
●2年間保証

「日本ライティング」は国内生産にこだわっており、すべての工程を自社工場で行っています。

企画、開発、設計、製造、出荷に至る全ての工程を一貫生産、高品質なものづくりに徹底してこだわっています。

IPFと同じように純正部品の納入もしており、ディーラーオプションにも採用されるメーカーです。

特に放熱性に力を入れており、バルブ本体には熱伝導性に優れたA6063アルミ材の削り出し、LEDが発する熱を効率よく冷却部に伝えます。
さらに専用設計の防塵高性能電動ファンを搭載し放熱性を上げています。

Amazonでも人気が高く、売り切れもしくは在庫が少ないことが多いようです。

その場合は公式のオンラインストアからも購入可能です。

3位 PIAA ヘッド&フォグ用 LEDバルブ ワイドビームタイプ H4

POINT

●明るさ Hi 4000/Lo 3200ルーメン(バルブ2個の値)
●JIS(日本産業規格)の規定に則することで高い次元の配光を実現
ヒートシンクなどに放熱樹脂を採用 ファン搭載
色温度 6000ケルビン
●車検対応品
●ノイズ対策不明
●3年保証付

「PIAA」はモータスポーツで鍛え上げられた機能と耐久性が魅力のメーカーです。
現在WRCに参戦している「TOYOTA GAZOO Racing」のマシンにもランプを提供しています。

このワイドビームタイプはワイドに手前から全体が明るく、市街地低速度での見やすさを強化しています。

更にPIAA独自のデュアルハイビームを搭載。
ハイビーム時にもロービームを同時点灯することにより、ハイビーム時でも手前をしっかり明るく照らしてくれます。

4位 fcl. LEDヘッドライト ファン付モデル H4

POINT

●明るさ 2400ルーメン(片側の値)
●くっきりとしたカットオフライン
●ファン搭載
色温度 6000ケルビン相当
●車検対応
●ノイズ対策不明
●1年保証

「fcl.」は車系SNSの「みんカラ」で2019年パーツ・オブ・ザ・イヤーのヘッドライト部門で年間第一位を獲得しています。
2019年だけでなく7年連続で入賞を果たしている人気のメーカーです。

中間業者を設けず手数料をカットしたり、通販のみで販売し人件費などを抑えたりすることによってよってコストを削減しており、「低価格で高品質」をモットーにしているメーカーです。

fcl.のオンラインストア

5位 Autofeel LEDヘッドライト H4

POINT

●明るさ Hi 4000/Lo 4000ルーメン 最大 Hi 8000/Lo 8000lm (おそらく2個の合計値)
●ハロゲンのような発光点と配光
ファンレス
色温度 6500K
●保安基準の「発光色」「視認性」の性能評価を条件で満たして
●ノイズ対策不明
●5年保証

価格はかなり安いです。
保証も5年と期間が長いです。

「とりあえず安いのがいい」
「ちょっとLEDヘッドライトを試してみたい」

という人に良いかもしれません。

まとめ

ご自分に合ったLEDバルブは見つかったでしょうか。

車のヘッドライトは夜間に走行する際には、その性能が非常に重要になります。

良いLEDバルブを選ぶには

  • 明るさ(ルーメン値)
  • 配光性能
  • 放熱性(冷却性能)
  • 色温度(ケルビン数)
  • 車検対応か
  • ノイズ対策
  • 価格と保証

以上を参考に選んでみてください。

また、ご自身の車のバルブの規格や製品の車種適合に合うものを選ぶようにしてください。

あなたの愛車に合ったLEDヘッドライトを選んで夜のドライブを安全に快適に楽しんでくださいね。